夏くらいから何度か本屋で見かけてからずっと気になっていた本があります。
それはこちら!
塩田 武士の「罪の声」
この表紙の骸骨の感じが一度見たら忘れられず、本屋に行くたびに見ては買わずにいたのですが、
2020年に映画化するということでついに、
買いました。
そして、読みました!!
どんなストーリーかというと、
主人公は2人の男
製菓メーカー社長誘拐事件からはじまる、執拗な企業恐喝です。
作中の事件は実際に昭和におこった「グリコ、森永事件」をモチーフに作っています。
私はこの事件のことを知らなかったのですが、昭和最大の事件で雑誌やテレビなどでたくさん特集が組まれたそうです。
企業恐喝には子供の声が使用されていたそうです。
事件の全貌を追う、というより
声があるということは、当事者が実在するということで
その子供にストーリーがあり、
被害者にもストーリーがあり、警察や報道関係者にもストーリーがある
主人公の2人はそれぞれの立場から「真実」を追うというお話です。
立場の違う2人の主人公の視点でストーリーが進み、お互いの立場での葛藤などなかなか読み応えのある本でした。
単純に事件解決をゴールにしていない終わりは、私たち読者にいろんな考えや思いを与えるんだと思い、オススメの一作です!
来年、小栗旬と星野源主役で映画が公開になるので、楽しみです♪
オススメの本があったら是非教えてください!