まとまりがない、ぱさつく、ハリこしが欲しいなどのお悩みをお持ちではないですか?
これらに共通する根本的な原因に「毛髪内部のたんぱく質の減少」があります。
髪の毛は、大きく分けると3つの部分からなり、
一番外側を「キューティクル」⇒半透明の鱗状のものが4~10枚が重なり内部組織を守っている
真ん中を「コルテックス」⇒髪の85~90%を占め繊維状の束とその他の成分でできていて、たんぱく質や脂質の割合などで髪の柔軟性や太さに影響します。
中心を「メデュラ」⇒柔らかいたんぱく質の網目状の構造
で構成されています。
外的要因で髪がダメージしてしまうこともありますが、生えてくる段階でたんぱく質の量が減っていると更にダメージの影響を受けやすくヘアが扱いずらくなってしまう原因になります。
なので、髪のたんぱく質を減らさない!事がヘアケア、頭皮ケアにはとても重要になります。
大事なたんぱく質、何が原因で減ってしまうのか?
原因に挙げられるのは、
① 間違ったケアの方法・・・ごしごし洗う、過度なドライ
② たんぱく変性・・・洗浄力の強いシャンプー等
③ 残留アルカリ・・・カラー、パーマ後のアルカリケア不足
④ 紫外線、熱・・・紫外線、熱のケア不足
などがあげられます。
その中でポイントとなるのが②と③です。
②の要因は、洗浄力の高いシャンプーは脱脂力が強いだけでなく、石油系界面活性剤によりたんぱく変性が起こってしまいます。
この石油系界面活性剤は安価なため、市販のシャンプー剤に多く含まれています。
美容師がサロンのシャンプーをお勧めするのはカラーの褪色だけでなく頭皮ケアの事も考えてお話することが多いです。
③の要因は、
カラーやパーマにはアルカリというものが入っています。このアルカリはキューティクルを膨潤させる働きがあるので、これらの施術には必要です。ですが施術が終わっても毛髪内部に残っていると髪が濡れた時などにキューティクルがより開きやすくなりカラーの褪色が早くなったり、パーマ後の手触りが気になってきたりという原因になります。
残留したアルカリは時間がたてば元の状態に戻りますが、出来るだけ早く内部をもとの安定した状態に戻すことで色持ちや手触り改善、パーマの持ちなどがよくなります。
残留アルカリ除去効果のあるシャンプーや、アジュバンの「プラチナムプラス」のような専用のトリートメントがお勧めです。
毛先のダメージなどについ目が行きがちですが、根本には健康な頭皮環境が大切です。
そのためには今の頭皮の状態が知ることが必要ですね
マダム・アルディはこれからもお客様に寄り添ったヘアデザインを作っていきたいと思い10月から随時頭皮診断(状態を見る)を始めていきたいと思います。
頭皮や毛髪内部のたんぱく質量を目で見ることで、施術の重要性や、普段のケアの方法など一人ひとりにあったものを提供していきたいと思います。
お悩みや疑問な事があればスタッフに気軽に訪ねてください♪