前のブログで、「たゆたえども沈ます」と「ゴッホのあしあと」という本を読み絵画に芸術という物に興味がでたのと同時に浮世絵という物にも興味が出ました!

と紹介させて頂きました。

タイミングがよく上野の東京都美術館で「THE UKIYO-E  2020」が開催していたので行ってきました!

浮世絵は、江戸時代の庶民に愛好された日本の代表する芸術の一つです。

庶民の間で流行ったという事もあり、当時の浮世絵の価格は蕎麦1杯分。誰もが気軽に買えるものでした。流行の着物を着た美人画や歌舞伎俳優を描いた役者絵は、まさに現在のファッション誌やブロマイド。 地方の人には最高の江戸土産でした。

 

日本では庶民でも手ごろに買える浮世絵が海を渡ると、日本から輸入した梱包材に使用されていた浮世絵がたちまち人気となり当時の日本では考えられないほどの高値で取引されました。印象派の画家たちに影響を与え、空前のジャポニズムブームによって、多くの浮世絵が日本から海外へ流出した程です。

 

本にも出てきた「林忠正」は実在する人物で実際にパリで日本美術商を営み、成功をしています。

いち早く浮世絵などの日本芸術に価値を見出し、外国で商いをする。

 

今でもすごいなと思いますが、その当時はどれだけの苦労と努力があったのかと思うと、感動とすこし自分が情けなくなります(笑)

 

浮世絵は印象派の画家に影響を与えただけでなく、ドビュッシーの「海」のオーケストラスコアの表紙は本人の希望で葛飾北斎の富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」が使われているそうです。

実際に自室にも飾られていたようで、「海」も浮世絵にインスピレーションをうけ作曲されたという説もあります。

 

 

人に感動を与えるものを作った浮世絵師もすごいと思うと同時に、見て感動して自分のものに落とし込む芸術家の感性も凄いですね!

 

浮世絵にもいろんな宗派があったりして、こっちの方がすきだなーとか美人画の中でもこれが美人だなと思ったり、看板娘の絵は名前を書いらだめだからと絵を組み合わせて名前を表していたり遊び心もあったりと発見がいっぱいでした^^

 

結果、一番楽しみにしていた葛飾北斎や歌川広重の風景画が時間が足りずに駆け足で見なくてはいけなくなり、時間配分を失敗してしまいました。

 

作品数も多かったのですが、着物の着こなしや帯の柄などよく見ると凝って書かれていて、今の時代でも可愛い!と思うものが沢山ありました。

 

 

今回は浮世絵でしたが、いろんなもの見て色んな人の感性に触れることで新しい発見や思うことがありとても刺激を受けました。

刺激を受けて自分自身の感性を磨くのはいつまでも大事なことだなと改めて実感したと同時に、久しぶりに充実した休日を過ごせてとてもリフレッシュできました^^

たまには必要ですね。

 

また面白そうな展示会があったら行ってきたいと思います。

お勧めがあれば是非教えてください!!