元村お勧め本 2冊目!
垣根涼介 「ワイルド・ソウル 上 下 」
この作品はお客様のお勧めで半年程前に読んだのですが、面白い!
長編だが、上巻の終わりらへんからのスピード感が凄くて一気に読めちゃいます!
2003年に発行され、
2004年、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞と史上初の3冠受賞
あらすじは、
「その地に着いた時から、地獄が始まった――。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは、政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す! 歴史の闇を暴く傑作小説。」
前半は、戦後日本が行なっていた移民政策。実際の史実を元にしたストーリー
後半は、日本政府に対するケイたちの痛快な復讐劇!
学校で勉強したのかもしれないのですが、、
移民政策について恥ずかしながら私は初めて知りました。
もちろん小説なのでフィクションの部分もありますが、とても衝撃を受けました。
1960年代以降戦後がテーマと考えた時に、以前読んだ百田尚樹の「海賊と呼ばれた男」
や、「永遠の0 ゼロ」
と時代的には近いんだなーと思い、
ちょっとずつ違うが、近い時代でこんなにも違う出来事が起きて全く違う生き方があるんだなっと考えてしまいます。
そして平和って凄いんだなっと笑
物語を読むのも楽しいですし、この作品の様に今の自分や、環境、時代について考えさせられる作品に触れるのもいいですね。
お勧めの作品があれば是非教えてください^ ^