当店の花壇のバラの中でも1番多くの花を咲かせる、ピエール ド ロンサールというバラについて、今日は書こうと思います。
ロンサールは、フランスのメイアンという園芸育種会社が1987年に作出したバラです。
中心からピンクのグラデーションで、コロンとしたクラシカルな花形をしている、世界中でもとても人気があるバラです。
ピエール ド ロンサールという名前の由来は、フランス・ルネサンス期を代表する詩人、ピエール ド ロンサールにちなんで名づけられたそうです。
ピエール ド ロンサールの作品の一つに
ああ、ごらん恋人よ、
何とはかない、バラの花
大地にむくろをさらすとは!
おおつれない自然
この花のいのちさえ、
あしたから、ゆうべとは。
とあります。
この詩はピエール ド ロンサールの代表作、カッサンドラのオードという詩の抜粋です。
バラになぞらえ若さや美の儚さを歌っています。
簡単に詩全部を訳すと
こんなに美しいバラでさえ、朝咲いた花が夕べには散ってしまう、
だから今あなたのみずみずしさの盛りに、その命を輝きが曇らないように大切にしなさい。
となります。
もしかしたら、この歌がピエール ド ロンサールという名前の決定打になったのかもしれませんね。
なんだかこの詩により、花や詩に美を感じる心の大切さを感じました。
美徳を大切に、皆様に美しいヘアスタイルを提供し続けていけたらと思います。
スタイリスト 早坂 優
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